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加藤のコラム

加藤のコラム第4号

アスリートやアーティストにはなれないけれど

 

ボク、体育会系の部活にいて、一応30歳くらいまでそのスポーツを現役でやっていたんですけど、アスリートなんてとてもとても言えない選手でした。音楽や芸術にも縁遠い人生で、演奏できる楽器はカスタネットとトライアングルくらいでしょうか。絵に関しても、棒人間なら描けますよというレベルだと自負しております。

そんな人間なので、アスリートとかアーティストという響きに憧れを持っています。「アスリートとしての努力」とか「アーティストとしての苦悩」とか、そういう発言をしてみたいもんだと思うわけですが、それはもう空想遊びの世界で楽しむことにしています。たまにジョギングしてますけれど、ボクの空想の中では前にケニアの選手が走っていて、ラストの1キロくらいのデッドヒートでかわしゴールに飛び込むという光景を思い浮かべながら走っています。めちゃくちゃ遅いくせに頭の中では金メダル取ったつもりで走り終わっているのでありました。

そんなことはさておき、なないろには地域交流ホールという空間がありまして、そこに利用者さんの作品を展示しています。

    

 

芸術の素養は全くないボクですが、「これこそアートだ」と感じてくれる人がいたら、その人にとっては偉大なる芸術作品になりますよね。その作品を買ってくださる人がいたら、作者は芸術家になれますよね。というわけで、「やってみなくちゃ始まらない」精神で、(ちょっと遊び心で)画廊の店主になったつもりで値札も付けてみました~。もちろん、値段交渉は可能です(笑)。ボクはアーティストにはなれませんが、利用者さんがアーティストになれる可能性は十分あると思いますので、なないろお立ち寄りの際は、ぜひ財布をあけて地域交流ホールの展示をご覧ください。ちなみに入場は無料です。

アスリートにもアーティストにもなれないボクですが、楽しみにしていた場所に行くと、なぜか高確率で雨になるので、アメノヒト(アで始まってトで終わることには変わりない)を名乗って生きていこうと思います。

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔