加藤のコラム第5号
ポジティブさでは日本トップクラスの人
先日、ボクの奥さんの車のタイヤ交換をしました。奥さん曰く「雪虫見たから、その後10日くらいしたら雪が降るんだ」ということで(その根拠がどこにあるのかはわかりませんが)、タイヤ交換を命じられた次第です。
2個目のタイヤ交換のときです。ジャッキで車体を上げて、タイヤを外し、さてスタッドレスタイヤを付けようかとしたところ、ジャッキが倒れてそのジャッキが車体に完全にはさみこまれてしまい、ドアの下の部分もめくれていて、でもジャッキがはさまれているのでどうにもこうにもならなくなってしまったのであります。おそらくは、サイドブレーキの掛け方が甘かったのだと思われます。
奥さんの車なので、「申し訳ございません」と謝りにいったところ、「JAFだね、JAF!」となぜかうれしそうに言っていました。前の車はバッテリーがよく上がっていて、JAFの契約をして何度か助けてもらっていたようなのですが、車を替えてから利用していない、更新したのに利用していない、でもこれで利用できる、しかも無料だ、更新した甲斐がある、やったうれしいという論理だったみたいです。
はずむような声でJAFに電話をし「あと20分くらいで来るってさ~」と言いながら、「♪JAF、JAF~」とオリジナルメロディーを口ずさんでおりました。で、JAFの方が来て、車体を上げてはさまっていたジャッキを取り出し、1個だけタイヤをはめてくれました。そして、「走行には問題ないですから、ではこれで」とかっこよく去っていったのであります。めくれあがっていたドアの下部分も、車体が上がったらパッと見にはわからない感じになり、うちの奥さんは「走るからそのまんまでいいんじゃないの」とステキな発言をし(ちなみにボクも奥さんも、車は消耗品だと割り切っているので、車に傷がついても気にしないタイプです)、「JAFの人って、だれかが困っているときに駆け付けて助ける仕事で、なんかいいよね」とも言っていました。まったく同感です。なないろもJAFならぬNAF(なないろ あなたのために ふんばります)の精神で頑張ろう!
ボク、うちの奥さんからはいろいろと注意を受けることがほとんどですが、「ポジティブさに関しては日本トップクラスの人だな」と改めて思ったできごとでした。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔