加藤のコラム第9号
車を替えました
関東で乗っていたオンボロの軽自動車を替えました。次の車は、息子が乗っていたこれまたオンボロの軽自動車です。関東で購入したオンボロ軽は四駆ではなかったので北海道の冬は厳しいだろうと思っていましたが、たまたま息子が新しい車を買うというので「じゃあ、それもらうわ」という安易な家族間引継により、車を替えたという次第です。
可能ならば関東で乗っていた車が売れたらいいなあと思って、あちこちの車買取屋さんに連絡したところ、すべて買取額0円(廃車の手続きは無料でしたけど)という返答でした。コマーシャルでは「こんなに高く買い取ってくれるの~?」なんて感じですけど現実は厳しいんだなあと思いつつ、「まあ、廃車手続きが無料だからいいか」と自分の心を納めておりました。そうしたら、1件の買取屋さん(他社よりも遅れて連絡してきた)から連絡が来て「10,000円で買い取ります」とのお言葉。実際に車を見に来てもらったら「3,000円上乗せします」という心くすぐることを言われて、「買ってください」とすぐに言いました。まだちゃんと動くのに13,000円か~と、数時間後に少し思いましたが、0円よりもはるかにいいし、最後に上乗せされると気持ちよくなるんだなと、営業テクに感服いたしました。
ちなみに、北海道から関東に行くときに引越荷物を積んでいったステップワゴンは、20万キロ以上乗った車でしたが、車検が通らないくらいオンボロでした。どうもボクはオンボロな車に愛着を感じる特性が強いようです。人生初の車はマツダファミリアでしたが(もちろん中古車)、ドアミラーでもなかったしエアコンもついていない車で、後からドアミラーに変えてエアコンも付けました。車屋さんは「他の車買った方が絶対いいですよ」と10回くらい言ってましたけど。乗って乗って乗って、エンジンから煙が出たこともあったし、最後はドアミラーが音もなく落ちてしまって、次の車に乗り換えたんですけどね。
そうそう、ステップワゴンにはカーナビが付いていて(もともと付いていた)、最後はこのカーナビまで老いていました。交差点を曲がると今どこを走っているのか、ナビがわからなくなるみたいで、曲がった後は画面がずっと回転していたり、音声も濁ってきて「この先左折です」が「この先挫折です」に聞こえたり、カーナビとしてまったく機能していないのに、それが楽しくてナビ設定してました。
次の車も、オンボロ度はなかなかのものなので、最後の時まで楽しく付き合おうと思います。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔