» なないろでは15分カンファレンスやってます自閉症者地域生活支援センター なないろ

なないろの取り組み

人間だれしも調子がよくないときはありますし、利用者さんもそれは同じ。
そんなとき、スタッフは悩むわけです。でも、なないろの「な」は「なやんであたりまえ」。悩んだときにいろいろな人のアイデアを聞いて、何か突破口が見つかれば、ちょっとだけかもしれないけれど前に進むことができます。この「ちょっと」を見つけるためになないろでやっているのが15分カンファレンスです。
じっくりと行うカンファレンスももちろん大事。ですが、日程や参加者の調整に時間がかかってしまい、カンファレンスが開催されたときには、深刻化していることもあります。15分ならなんとかかんとか都合をつけられる人がそれなりにいるはずで、「集まれた人で」「短時間で」「負担なく」まずやろう、それが15分カンファレンスです。

この15分カンファレンスのルールは以下の通りです。
①できるだけ他のチームの人にも入ってもらうこと(なないろには、地域チーム、生活介護チーム、居宅チーム、相談・短期入所チームがあります。その利用者さんのことを知らなくてもまったく問題なし。その新鮮な着眼点も貴重)
②資料なんか作らないこと(足りない情報は質問タイムで補えばいいし、そこにある情報で考えればいいだけ)
③ホワイトボードにメモして写真に残せば議事録完成(オンラインで行うときはワード画面を共有してベタ打ちしていけばよい)
④時間を厳守(特に質問タイムは時間で打ち切る)

具体的な流れはこんな感じです。
1)困っていることの確認 1分
☆話題提供者から簡単に
2)質問タイム 9分
☆1回に1個の質問(2個ある人は2回に分けて)
3)一人ずつアイデア発表 4分
☆もちろんパスしてもOK
4)明日から何をするか発表 1分
☆話題提供者が宣言~役職者や年長者の意見を忖度する必要なし

なないろのどこかかしこで、月に3~4件の15分カンファレンスが開かれていることを期待値としています。
ちなみに、15分カンファレンスと言ったり15分ミーティングと言ったりすることがありますが、おおざっぱな私は特に気にしておりません。

これはあるときの15分カンファレンスの記録です。

文責  加藤 潔