加藤のコラム第55号
今が人生の最少年齢であり最長年齢
永六輔さんという方が、ご自身の著作の中で「人間、今が一番若いんだよ。明日より今日の方が若いんだから。いつだって、その人にとって今が一番若いんだよ」とおっしゃっています。名曲♪上を向いて歩こう♪の作詞者は、やはり言うことも一味違います。
つまり、「人間いくつになってもチャレンジはできるし遅すぎることはないのだよ」という応援メッセージなのだろうと解釈しましたが、それでいいのかな。
今の年齢に関しては、永六輔さんとは多少異なる視点でも考えられます。永六輔さんの言い回しをお借りすれば、「人間、今が年長なんだよ。昨日より今日の方が年長なんだから。いつだって、その人にとって今が一番年長なんだよ」となりますかね。
いいも悪いも含めていろいろ経験したことが実になり、人としての総合力は今が自分史上最高のはずということなのであります。歳を重ねれば体力も容貌等々いろいろと衰えてはきますが、明日になれば今日の経験値がプラスされるのでまた総合力がアップするということでございます。
リンカーン大統領は「男の顔は履歴書だ」みたいなことをおっしゃったそうで、生き方は顔に出る、だから見た目(イケメンかどうかではなく)は大事だという考えをお持ちだったらしいです。あれ、加藤は、リンカーン大統領とちょっと似たことを言っちゃってますか?仮に似ていたとしてもうわっつらだけで中身は薄っぺらい、それが加藤です。
最低限生きていけるお金があるのであれば、率先してすぐクビになりたい加藤としては、チャレンジするよりはできることならグータラしながら生きていきたいと願っておりまして、総合力なんて自分でもよくわからない言葉を使って自分を甘やかしているだけかもしれません。
これを読んだ人はきっとこう思うでしょう。
「おい、加藤。おまえが言う自己最高を更新し続けるという総合力、加藤からはさっぱり見えない。総合力とかなんとか言う前に、加齢臭を消す消臭力を身に付けなさい」
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔