加藤のコラム第58号
にわかファンでいいんですか? いいんです!
サッカーワールドカップは4年に一度。ボクは4年に一度だけサッカーファン(正確に言うとサッカー日本代表のファン)になります。日本代表頑張りました!
つまり、ボクは間違いなくにわかファンです。
本当のサッカー好きの人の中には、そのときだけファンづらしやがってと苦々しく思っている方もいるかもしれませんね。そのお気持ちもよくわかります。
でも、にわかでもなんでもいっしょに応援してくれるなら大歓迎という人も多くいるでしょう。その懐の広さにボクみたいなにわかファンは甘えております。
ボク、発達障がい業界においても、にわかファンは大事だと思っておりまして、にわかの中の何%かがはまりファンになってくれたら実にありがたいことです。
たとえば、発達障がい支援セミナーとか発達障がい支援研修会みたいのがあったとして、
①さほど行きたくもないけど、行けと言われて仕方ないから行ってみるか(この時点ではファンでも何でもない)
②あれ、発達障がい支援っておもしろいかも(ややにわかファンになりつつある)
③ちょっと別な研修会にも出てみよう(完全なにわかファンになりました)
④よし、この方法で支援頑張ってみるぞ(はまりファンになりました)
というような流れではまっていく場合が多いように思います。
恥ずかしながら、時折、研修会の講師を頼まれることがあるのですが、引き出しが少なく雑談のような話しかできないボクは、参加された方の3%が②のように感じてくれたいいなと思っています。なぜ3%かって? ガリガリ君の当たる確率が4%だという説がありまして、それを超えるほどの力はないので3%という数字を目標にしただけでございます。その3%の方はけっこう③には進んでくれると思っていまして、そうするとボクではない優秀な講師の方の研修会に出会えますから④にも進むわけですよ。
ボクみたいな未熟者にできるのは3%が上限です(それすらできていないですけど)。
むむむっ、それでいいんですか? いいんです! くぅ~!
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔