加藤のコラム第75号
ボクのバスタオルは子どものプール用です
1か月くらい前のことだったと思うのですが、子どもがプールに通っていたときのバスタオルを発見しました。4枚も。「まだ使えるじゃん。でももう子どもたちは家にいないか」と声に出してしまいました。もともと心の声が口から出るタイプで、しかもその声がでかいということもあり、うちの奥さんの耳にも届いたようです。
彼女はこう言いました。「もったいないから使おう。あなたが」と。それは提案ではなく命令ですから「はい」と言うしか選択肢はありません。したがって、今ボクは、子どもが使うプール用のバスタオルでお風呂タイムを過ごしております。
バスタオルには、マジックで子どもの名前が書いていますけど、今はボク専用なので、その名前は不要です。子ども用なので、大人が使うバスタオルとしては小さいですが、そんなことはまったく気になりません。
プール用のバスタオルは、体に巻いて使うことがあるからなのか別名ラップタオルと言うそうですが、さすがに巻いてないです。子ども用で小さいからという理由ではなく、お風呂に入るのであって、プールに行くわけではないため、巻く必然性はまったくないですからね。だから、ボクが子どものプール用のバスタオルを巻いている姿を想像しなくても大丈夫ですよ。想像すると気持ち悪いし。
ボクは繊細ではないので、ふんわりした肌心地のバスタオルを求めていませんから、子どものプール用のバスタオルで十分ですが、銭湯にそれを持っていくだけの勇気はございません。その程度の羞恥心は有しております。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔