加藤のコラム第76号
自分の幸福度
イリノイ大学名誉教授のエド・ディーナー博士という方が、自分の幸福度を簡単に測定する方法を開発されていまして、「人生満足度尺度(Satisfaction With Life Scale)」というものだそうです。まったく知りませんでしたが、知っちゃったので勝手に紹介いたします。
質問はたった5つ。
1 ほとんどの面でわたしの人生はわたしの理想に近い
2 わたしの人生はとても素晴らしい状態だ
3 わたしは自分の人生に満足している
4 わたしはこれまで自分の人生に求める大切なものを得てきた
5 もう一度人生をやり直せるとしてもほとんど何にも変えないだろう
それぞれの質問に対し、点数をつけて、合計点を出します。
まったく当てはまらない…1点
ほとんど当てはまらない…2点
あまり当てはまらない…3点
どちらとも言えない…4点
少し当てはまる…5点
だいたい当てはまる…6点
非常によく当てはまる…7点
合計点に対する評価は以下となります。
・31~35点…非常に満足
・26~30点…満足
・21~25点…やや満足
・20点…ニュートラル
・15~19点…少し不満
・10~14点…不満
・5~9点…非常に不満
過去の調査によると日本人の平均は18.9点、アメリカ人の平均点は24.5点だそうですよ。ボクの合計点は…、言いいたくないけどやってみたら15点だった…(内訳はないしょにします)。点数は低かったのですが、不幸だとはまったく思っていないし、自分がとっても幸福でーすと思うほど図々しくもないので、どうやらボクとエド・ディーナー博士の考え方に若干の相違があるということなのでしょう。
ちなみに、Katopediaでは、幸福を次のように定義しています。
「幸福」 不幸ではない状態。事前練習をせずに1分以内に自分の不幸を10個言えなければ不幸ではないという説があり、不幸ではないよなあと思っている程度の自覚が幸福を感じるための基盤となる。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔