加藤のコラム第90号
小っちゃい方がいいもの
おおよその物事は、大きい方が有利だったりお得感があったりします(暴論ぎみですが話の都合上ご容赦ください)。
多くのスポーツは、体の大きさが武器になることが多いですし、多くの食べ物は大盛りの方が喜ばれます。
自分で所有するなら、土地や家、部屋は、大きい方がうれしい。
昔々、チョコレートのコマーシャルで、♪おおきいことはいいことだ~♪という歌が流れていて、大きい方がそりゃいいという価値観は世の中にそれなりに存在していると思われます。
しかし、小っちゃい方がいいものも存在します。
災害や事故はない方がいいに決まっていますが、もし万が一あったとしても小っちゃい方がいい。
借金もしない方がいいに決まっていますが、もし万が一したとしてもその額は小っちゃい方がいい。
そして、美しい芸能人の方々は、お顔が小さいみたいです。きっとボクの半分くらいなんだろうと思います。小顔を自認あるいは他者から指摘された人は写真を撮るときに三歩前に出なくてはならないという法律を作っていただきたい。法律名は「小顔マナー法」。大きめの顔の人が下がるのではなく小顔の人が前に出て配慮する、これが思いやりというものです。
さて、あくまでボク個人の見解ですが、車は小っちゃい方がいいです。子どもたちが小さいころは、ワンボックスカーばかり乗っていましたが、子どもたちが独立してからはもっぱら軽自動車です。しかもオンボロで十分。
車って、今、自動運転とか衝突回避対策とか、いろいろ進化していますよね。ボクが望む進化は、折りたたみ自動車なんです。駐車場で困ることがない。買い物用カートくらいの折りたたみ自動車はできないものでしょうか(エレベーターに乗れるくらいの大きさにたためれば)。
あと、小っちゃい自動車が合体すると大きな車になるというジドウシャレンジャーみたいな進化も期待したいです。何人か(何台か)が集まって、「ちょっと合体しない?」なんて言いながら、大きな車1台になればいっしょに移動できるし、車の台数が減るので渋滞も減ります。
私が生きている間に、この進化を見られるでしょうか。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔