加藤のコラム第100号
記念すべき100号
なんだかんだと加藤のコラムも100号となりました。どの出版社のどの編集者の目に留まることもなく(恥ずかしながらほんの少し期待していた…)、そして世間からの炎上やクレームという痛い目にあうこともなく(ビビりなのでかなり心配していた…)、細々と、しかしながらしぶとく継続してまいりました。
最終回はある日突然やってくるような気もしますが、いつかやってくるであろう最終回までは継続しようと思っております(だれの役にも立っていないけれど)。
100号なので、100という数字にまつわるエトセトラを集めようと思います。
100と言えば何を思い浮かべるか。ボクの個人的ランキングです。ベスト5を紹介します。
第1位 100均
消費税がプラスされると110円になるのがどうにもストンと落ちないのはボクだけでしょうか。税込みで100円なら実にスッキリするのですが。
第2位 クイズ100人に聞きました
調べたら最終回は1992年9月だそうで、今から30年以上も前に終わっていた番組でした。そんな前なのか…。
第3位 ♪ともだち100人できるかな♪
この歌は名曲かもしれませんが、悪影響も大きいと個人的には思っています。だって、友達100人いりませんし、友達が100人いると言っている人は、友達ではなく知り合いとごっちゃにしています。友達なんていなくてもなんとかなるし、一人でもいたらありがたいことです。友達がたくさんいるほうがいいという風潮自体がよろしくないと思っている加藤は♪ともだち100人いりません♪に歌詞を変更したほうがいいんじゃないのと考えている人間です。
第4位 百聞は一見に如かず
このことわざは、自閉症支援を端的に表現したものです。百回言うより一回見せるほうがはるかに伝わるという、まさに金言。
第5位 死ぬまでに叶えたい100のこと
こういうのをバケットリストと呼ぶそうですが、ボクの場合は、このリストを作りたいとかいう以前に、作る気はまったくないタイプです。だって、100個も考えるのはめんどうくさいし、100個考えたとしてもやりたいことだらけになるから忙しくなりますし、叶えられないまま死んでいくのは悔しいし、のんべんだらりんできればそれで十分なので、このリストを作ろうという気はまったくありません。
せっかく100号まで書いたので、この機会に1号から読み返してみましたが、まったくもってしょうもないことばかり書いていて、しかもそれを職場のホームページに載せているという愚行をしてきたなと深く反省しております。心の中で「どうかお許しください」と100回言いました。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔