加藤のコラム第120号
句点(。)で終わったらダメなの?
こんなネット記事がありました。
LINE(ライン)などSNSで中高年から送信される「承知しました。」「はい。」「連絡ください。」など文末に句点がつくことに対し、若者が恐怖心を抱く「マルハラ(マルハラスメント)」が注目されている。若者は文末にある句点が威圧的に感じ、「(相手が)怒っているのではないか」と解釈してしまう傾向にあるという。文末に句点がついている中高年からのメッセージに対し、若者はどのように感じているのか。会社員の23歳女性は「読みやすくするための句点でルールだと理解しているが、区切られてシャットアウトされている印象がある。会話が続けにくい」。千葉県内の大学に通う21歳の女性は「テンションがわかりにくく、リアクションがないので怖い感じがする」と違和感を口にする。専門家は「(若者とやり取りをする際は)句点を除いてあげる。代わりに、『!』や笑顔の絵文字をひとつ付けるといい」とアドバイスしている。
炎上覚悟で申し上げるならば「いいかげんにしろよ」です♡
専門家という立場でコメントしているあなた、専門家ならビシッと「句点(。)で何も問題なし」と言いなさいよ♡
文章の終わりには句点(。)を付けるって小学校で習いましたよね?正しい日本語を使っているだけなのにハラスメントなの?若者みたいに上手にSNSを使えないけれど一生懸命返信しているおじさんやおばさんに対して、なんでもかんでもハラスメントに仕立てるのかよ~って気分でございます♡
と、句点(。)を文末に使わず、♡マークを入れてみましたが、怒りを無理やり隠している感じがして、よけいに怖くないですか? 普通に句点(。)でいいじゃん。
歌人の俵万智さんが、この話題に寄せてこんな歌をお詠みになっています。
「優しさにひとつ気がつく ×でなく○で必ず終わる日本語」
そこまでハラスメントにしちゃうのっていうハラスメントもあるよなあ。それを「ハラハラ」と名付けよう。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔