加藤のコラム第122号
手帳も何もかもボクはアナログ人間
「不適切にもほどがある」というドラマが放映されていますが、昭和コテコテ世代のボクとしては実におもしろい。リアルタイムではなかなか見られないので深夜に見ることがほとんどですが、寝落ちせずに見ております。
昭和って、勢いすごいけどいいかげん感満載の時代だったんだなと再認識しているところですが、昭和世代であることは隠しようもないので、便利でちゃんとした令和の時代になんとかついていきたいなと思っています。
個人的な事情からこの時期は補助的な確定申告を毎年しているのですが、4年くらい前からネットで申告手続きを行うようにしました。毎年同じようなことをやっているにもかかわらず、毎年わからなくなって、毎年ヘルプデスクに電話をかけて聞いているというのを繰り返しています。税務署が超混雑するのでネットで手続きしていますけれど、まったく上達しません。純正アナログ男でございます。
スケジュール管理も手帳派です。お気に入りのメーカーの手帳を10年以上使っています。しかもずっと同じ色。一応、スマホの予定管理アプリにもスケジュールを打ち込んで、手帳とスマホの両方で管理するようにしていますが、優先度は間違いなく手帳です。書くことで覚えるような気もするし(たぶん気がするだけですね。手帳見ないと記憶がよみがえってきませんから)、紙で見ることへの安心を感じるのも生粋のアナログ男の悲しき性でございます。
こんなボクだって、電子書籍で本を購入することもあるのですよ。ただ、読んだ気がしないというか、やっぱり紙で読まないと満足感を得られません。どうしようもないくらい不器用なアナログ男です。
でも、不得手ながらも、ネットで確定申告しているし、スマホでもスケジュール確認できるようにはしているし、電子書籍で読むこともあるし、アマゾンプライム会員だし、iPadも使っているし、令和の時代になんとかかんとかついていこうとしている努力ぶりについては、自分をほめてやりたいと思います。
だって、「昔のほうがよかった」なんて言い張ったら、もっと便利でいい時代にしていこうと頑張ってこられた研究者や技術者の方々に失礼ですしね。まったくもって今の時代についてはいけていないけど、ジジイなりにちょっとくらいはついていこうとしているほうが好感度は下がらないかなあとみみっちいことも考えております(好感度は上がらなくていいんです。下がらなきゃいいんです)。
開き直る度胸もないアナログ人間として令和の時代を生きていきます。腕時計もアナログじゃないとだめなので、アップルウォッチはいりません。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔