加藤のコラム第123号
なぜか「ドロップ」
なぜか、突然頭の中に「ドロップ」という言葉が出てきました。何の前ぶれもなく、なぜか「ドロップ」が浮かんじゃったのです。浮かんだ以上、「ドロップ」をテーマに書くしかありません。
まずは、デジタル大辞泉で調べてみました。
1 砂糖に水飴を混ぜて煮詰め、色素や香料などを加え、型を打ち抜いた飴菓子。
2 しずく。したたり。
3 落ちること。落下。
4 野球で、投手の投球が打者の前で急に落ちること。また、その球。カーブの一種。
5 ゴルフで、打球がプレーできない状況にあるとき、規則に従ってボールを拾い上げ、肩の高さから落とすこと。
6 コンピューターのマウスの操作のひとつ。目的とする位置でマウスボタンから指を放し、ファイルなどを移動させること。ファイルのアイコンをあるフォルダーから別のフォルダーに運び、仮想的に「落とす」ことを指し、その一連の操作をドラッグアンドドロップという。
ボクの頭の中に浮かんだのは、「ドロップ」という4文字だったのですが、ドロップという言葉、食べ物から現象からスポーツからITまで、実に幅広い意味を持っていますね。
しかしながら、飴としてのドロップは最近あんまり見ないなあ。昔は缶に入っていて、何味が出てくるんだろう的な楽しみもありました。ちなみにドロップはキャンディの中で固いタイプの物を指すそうです。
そして、野球の変化球としてのドロップもあんまり使われなくなりました。ドロップカーブという表現がされる場合が時折ありますが、縦のカーブとかって言うことの方が多いような気がします(野球解説者じゃないのであくまで個人の感想です)。
なぜ、頭の中に突然「ドロップ」が出てきたのか、なんとなくわかってきました。加藤潔は「もうかなり使えない人間」になってきていることを自覚しなさいよという、どこかからのお告げだったような気がしてきました。かなり使えない人間であることは自覚しているつもりでしたが、お告げがあったということは、「もっとちゃんと自覚して、ふるまい方に気をつけなさい」ということなのでしょう。主役になるべき人たちのじゃまにならないように心がけようと思います。それをしないと、人として落ちちゃいますからね(落ちる意味のドロップをかけて締めとさせていただきます)。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔