加藤のコラム第157号
ハロウィンって、実はよくわからんのです
ハロウィンが日本で盛り上がり始めたのはいつからでしょう? ここ10年くらい? 海外の文化だと思っていたら、日本では、いつのまにやら、仮装して集まってお祭り気分を楽しむイベントになっております。
そもそもハロウィンって何なのかがちんぷんかんぷんな世代なので、ちょっと調べてみました。
アイルランドやスコットランドを中心にヨーロッパの広い地域で居住していた古代ケルト人は、11月1日を新年と位置付けていました。その前日にあたる10月31日には先祖の霊が戻ってくるとされていて、先祖の霊を迎えるために、焚き火などの魔よけの儀式を行っていました。かぼちゃのランタンもその流れなのでしょう。しかし、その日は先祖の霊だけでなく、悪魔や魔女をはじめとした魑魅魍魎も死後の世界からやってくる日でもあるんだとか。そんな悪霊から身を守るために、それらと同じ格好に扮して仲間に見せかけようとしたのが、仮装の始まりだと言われています。また、ハロウィンには、子どもたちが仮装しながらいろいろな家を周ってお菓子をもらう風習もあるようです。
なるほどね。つまりハロウィンは、大晦日+お盆+七夕(お菓子をもらいに子どもたちが家を周る風習が北海道にはあります~特に函館あたり)の合体版みたいなものだと勝手に理解いたしました。
正統派のハロウィンを楽しむ人もいていいし、ハロウィンのエッセンスだけを拝借して楽しく盛り上がる人もいていいのだろうと思います。街を汚したり大騒ぎしたりして迷惑を掛けなければ、ですけど。
【ハロウィン=大晦日+お盆+七夕】であると勝手に理解したので、これから和風ハロウィンを流行らせられないかと考えてしまいました。行うことは三つ。
- 10月31日は仮の年越しそばを食べる~そば屋さんが大繁盛
- 10月31日はお墓参りをする~花屋さんが大繁盛
- 10月31日は短冊に願い事をする~紙屋さんが大繁盛
経済効果も期待できますし、年越しそばやお墓参り、短冊への願い事が年2回はできることになるので、1回の機会を逃しても大丈夫ということにもなります。ついでに10月31日を祝日にしてしまえば、子どもたちはきっと大喜びでございましょう。漢字で「葉露雨院の日」(漢字は適当です)とでもすれば和テイスト満載。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔