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加藤のコラム

加藤のコラム第161号

おいしそうに食べる人を表彰しよう

 

年末になるといろいろな表彰ものが出てきます。たとえばベストジーニストとか。ジーンズやデニム(言い方がいろいろあってめんどくさい…。ジーパンって言ったら古いやつと思われそうだし)の似合うおしゃれな有名人が受賞し、何年も続けて賞をもらうと殿堂入りするみたいなシステムですよね。

 

いろいろな賞があるのはいいことだと思います。基本的に、賞というのはだれかをほめたたえるものなので、賞がたくさんあってもだれも不幸にはしませんからね。

 

そう考えると、人を幸せな気持ちにしてくれることを表彰する賞として「おいしそうに食べる人賞」を作っていただきたいです。名付けて「ベストイーティスト」。いかがでしょうか?

 

おいしそうに食べてくれる人を見ると幸せな気持ちになりません? 小さい子どもがおいしそうに食べている姿なんて、もうそれだけでそばにいる人や料理を作った人の人生に大きな貢献をしちゃっていますよね。飯テロをテーマにしたドラマがよく深夜枠で放映されておりますが、それを見て幸せな気持ちになる人がたくさんいるから製作されるんだろうなと思っております。

 

「まいうー」の石塚さん、「宝石箱や~」の彦摩呂さん、「孤独のグルメ」の松重さん、「大食いクイーン」のギャル曽根さん、「話すだけでなく食べることもできるアナウンサー」の水卜さんなどは、賞ができた時点ですでに殿堂入りでいいでしょう。

 

さて、ボクがその他にベストイーティストとしてパッと思い浮かんだ人が二人おりまして、一人目はマツコ・デラックスさんです。おいしそうに食べるというよりも食べる所作そのものが実にきれいだなと思っています。おいしいのかどうかをコメントするために審査的に食べるシーンが多いような気がしますが、パクパクときれいに食べ続けられるのはさすがです。北海道米のイメージキャラクターになっておられますが、この人選はすばらしい。

 

そして、もうお一人は杉咲花さんです。かなり前に回鍋肉のCMにも出ておられましたが、「アンメット」というドラマでも、とてもおいしそうに食べておりました。加藤的にはイーティストとして最高峰の女優さんだと思います。ボクよりはるかに年収は多いと想像いたしますが、おごりますね。高級料理じゃなくてもきっとおいしそうに食べてくれるはずです。

 

石破首相が、食べ方がきれいじゃないと指摘を受けているそうですけれど、ぜひこの賞を政府主導で作っていただければ、支持率きっと上がりますよ。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔