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加藤のコラム

加藤のコラム第162号

やせなかったね

 

2024年の加藤の目標は「12月1日の時点で体重70㎏を下回っている」でした。結果を発表いたします。体重70.4㎏でございました…。ダメでした…。目標達成ならず、情けない限りでございます。

 

目標は常に意識しておりましたが、「まあ、仕方ないか」という怠け心がちょくちょく(いや、毎日のように)顔を出し、なんとしても達成するぞという気持ちを高められないまま、12月1日を迎えてしまったのでありました。

 

体重制限のある競技をしているアスリートはやっぱりすごいですね。体型維持をしないと仕事に差し支えのあるモデルさんや俳優さんもやっぱりすごいですわ。改めて尊敬いたします。何らかの目標に向かって努力を続けるためには、次の二つの要素が必要になるんだなと整理できました。

 

ひとつは自制心というか克己心というか、自分に勝つという思い。文字に書くと簡単ですが、これはなかなか持ちきれない。もうひとつは他者からの応援。励ましや称賛、時には叱咤がないと頑張り切れないものだなと思いました。

 

だいたいにおいて、ボクに自制心なんかほぼほぼありませんから、ひとつめのアプローチはかなりハードルが高い。そうなると、ふたつめの他者からの応援に頼りたくなります。でも、ボクのために応援してくれる人なんかいないのよ。ましてや「体重70㎏を下回っている」なんて、どうでもいい目標達成のために応援してくれるわけがない。

 

目標は達成するためにあるので、来年もこの目標を継続するしかないだろうと思ってはおりますが、今の状況では、また同じ結果に終わりかねません。では、どうするか。

 

体重計に「70㎏を下回る!やればできる」とテプラで貼ります。これで微弱な自制心を視覚的に補おうと思います。そして、長澤まさみさんが「ガンバレー!」と応援してくれている光景を適度な頻度で空想いたします。空想は肖像権侵害にはあたらないはずですから。

 

そして来年の今ごろ、やっぱり目標達成できなかった…となれば、目標自体が妥当ではなかったのだと開き直ろうと思います。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔