» ギャン泣きされてもくじけるもんか自閉症者地域生活支援センター なないろ

加藤のコラム

加藤のコラム第165号

ギャン泣きされてもくじけるもんか

 

孫1号と2号は関東住まいで、孫3号は札幌住まい。ボクも札幌住まいですから孫3号と会う機会を多くしたいと切望しているのですけれど、孫3号一家とボクの予定がなかなか合わず、月に2回くらい会えるのが精いっぱいかなあという感じです。

 

会うといっしょに風呂に入りたくなるボク。生後6か月になる孫3号ですが、だんだんわかってきたのか、「おまえとは風呂に入りたくない」とばかりに、裸でボクが抱っこした瞬間にギャン泣きするようになっております。風呂に入る前には、徐々に距離を詰め、笑わせるために全力を尽くし(いないいないばあとか、錦鯉さんの「こんにちは~」とか、とにかくありとあらゆることを行い…)、そして抱っこしながら歩いたり高い高いしたりして「よしいけるな」と思って風呂に入るのです。でもすぐにギャン泣きされます。おもちゃ買ってあげるからね作戦ではまだつれない年代なので、素で勝負するしかないのですが、このところ2回続けて完敗しております。

 

まあこればっかりは成長の証なので、この時期はギャン泣きされても仕方ないとボクは割り切っているのですけれど、ボクと孫3号以外の家族がこの光景を見て(ギャン泣きの声を聞いて)、「あららかわいそう」「がんばれ、○○(孫3号の名前)」とか、風呂のドアの向こうで言っているのであります。ギャン泣きしながらの孫3号を風呂からあげると、「よくがんばったねえ、○○(孫3号の名前)」とか「じいじはかわいくないからこわいんだよね」とか「じいじはうるさいからいやだったねえ」とか、心にグサグサくることをケラケラ笑いながら話しているのです。

 

ギャン泣きされることよりも、他の家族の容赦ないコメントで心が折れそうになりますが、ここでくじけるわけにはいきません。しばらくは風呂に入るのはやめといたほうがいいかなあとは思い始めましたけど(かえって嫌われるような気もして)、オレのおもしろさがいつかそのうち伝わるはずだと信じて、会えたときにはとにかく笑わせるために頑張りたいと思います。見た目が確かに赤ちゃん向きフェイスではないボクですが、孫3号もいつまでも赤ちゃんではないので、くじけずに前を向いて歩いていきます。

 

年末年始は、孫1号と2号も帰省するので、風呂に入りたいときっと思うのでしょうが、孫2号は生後7か月ですから、孫3号と同様の結果が見えております。孫1号は仕方ないから入ってやるかとまあまあ踏ん切りの付けられるはずの年中児なので、孫1号とはできるだけ風呂に入りたいなあと願っておりますが、どうなることか。

 

対赤ちゃんだけではなく、見た目で好かれるタイプの人ってやっぱりうらやましいな。好感度爆上がりクリームとか、ドラえもんに出していただきたいですわ。顔に塗りたくります。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔