加藤のコラム第172号
四季があるってすごいことだよな
今、冬です。東北や北海道道東エリアではドカ雪が降り、大変だと思います。生活が一日も早く通常モードになりますように。
ボクは北海道在住ですが、とにもかくにも北海道の冬は雪が降りますから、見た目にも気温的にも「THE冬」になります。そうなると、心情的に常夏の地に行ってみたくなる人も多くいるかもしれませんね。ボクもその一人ですが、残念ながらお金もないので行けません。
(さて、ここから先はあくまで加藤個人の感覚で話しているだけですので、一般的にそうだと言っているわけではございません。あらかじめご了承くださいませ)
常夏の地に行きたいなあと思っても、常夏の地にずっと住みたいなあとは思わないんですよね。除雪しなくていいし、タイヤ交換しなくてもいいし、年中半袖短パンで過ごせるし、暖房代いらないし、いいことはたくさんあるはずなのに、なぜかは説明できないけれど四季がはっきりしている方がいいなと思っちゃう。
日本で生まれて日本で育って、おそらく日本で死んでいくボクは、他の国で暮らしたことがないので、比較する対象を持っていないからそう思うのかもしれませんけれど、四季があるって考えてみればすごいことなんだよなと、改めて気付いたのであります。
今年の冬は雪が多いし寒しきついぜと感じたとしても春までの辛抱と思えば頑張れる。クソ暑いぞコノヤローと言いたくなった(あるいは本当に言った)としても秋までの辛抱だと思えばしのげる。夏が近付いてくるときのワクワク&ソワソワ感、冬の気配が強まってきたときのいよいよ来るか感、これも四季があるからこそ得られる感覚。
そして、四季があるからその季節に食べたいものが人それぞれに思い浮かぶのでは?冬は鍋が食いたくなるし。ちなみに加藤は冬になると、白菜の入っていないキムチ鍋が食べたくなります(白菜は芯のところが苦手で。葉っぱ部分は好きですけど)。
地球の公転や緯度との総合作用で四季が生じるというのを中学校か高校かで習った気がしますが、その理屈は置いといたとしても、四季を感じられることに感謝いたします。
せっかく四季を感じられる国にいるのですから、人生においても「いつまでも夏じゃないからうぬぼれない」「いつまでも冬じゃないから落ち込み過ぎない」という学びを重ねていきたいものです。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔