» さとらんど外出自閉症者地域生活支援センター なないろ

なないろの取り組み

こんにちは。私は「なないろ」で生活介護を担当しております、吉田博成と申します。

 

【2月18日に実施したさとらんど外出について】

 

生活介護では、チームで支援を行いながら、外出やイベントを計画・実施しています。
今回は、2月18日に行った「さとらんど」への雪遊び外出について紹介いたします。

この外出の目的は、雪の中でそれぞれの利用者様に楽しい時間を過ごしていただくことでした。

当日は出発前まで視界が悪いほどの悪天候で、開催が危ぶまれる状況でした。しかし、出発のタイミングになると一転して晴天に恵まれ、晴れやかな気持ちで外出に出発することができました。

車中では、普段の送迎ルートとは異なる外の景色に、皆さん興味津々といった様子で車窓を眺められていました。

さとらんど到着後は、チューブ滑りやスノーシュー体験に参加するHさん、Oさんと、園内をゆっくり散策するMさんとで、それぞれの目的に合わせて行動しました。

チューブ滑りについて、職員は「楽しんでもらえるだろうか」と少し不安もありましたが、まず職員が体験して楽しさを伝えたところ、お二人とも笑顔で滑られ、「もっと滑りたい!」とリクエストされるほど、楽しんでいただけました。

その後のスノーシュー体験では、初めての挑戦に最初は戸惑いも見られましたが、徐々に慣れてくると景色に目を向けたりしながら、興味深そうに楽しまれていました。

一方、園内を散策されたMさんは、途中で動物の餌やりにも挑戦しました。お昼時だったためか動物たちの勢いに驚かれる場面もありましたが、拒否することなく、貴重な体験をされていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さとらんどを後にし、昼食はジョイフルAK屯田店へ向かいました。意思決定の支援として、さまざまなお店がある中で、OさんはPECS(絵カード交換式コミュニケーション)を用いて味噌ラーメンを、Hさんにはタブレットにお店の写真を表示して指差しで選んでいただき、からあげの店をそれぞれ選ばれ美味しそうに召し上がっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、「ろまん亭」でケーキを購入し、なないろに戻ってから皆さんで美味しくいただきました。

当日は、H氏、O氏には普段使用しているものに近い形のスケジュールを提示させていただいており、混乱なく外出に参加されたと感じております。

それぞれの利用者様が、それぞれのスタイルで楽しまれる姿が見られ、とても充実した一日となりました。今後も、こうした機会をどんどん増やしていければと思っております。