加藤のコラム第181号
日本人は桜が好きです
北海道にも桜前線がやってくる季節になりました。北海道において桜前線はタイヤ交換しなさいよ前線と言い換えてもいいかもしれません。
さて、なぜ日本人は桜が好きなのでしょう。
桜は、冬が終わり春が来る象徴でもあるし、はかなく散っていくというところが日本人の感性をくすぐるのだろうと思います。
桜がタイトルに入っている歌もたくさんあります。音楽にとことん疎い加藤が思い出す曲だけでもこんなにあります。
松田聖子 ♪チェリー・ブラッサム
スピッツ ♪チェリー
松たか子 ♪サクラ・フワリ
福山雅治 ♪桜坂
Aiko ♪桜の時
宇多田ヒカル ♪SAKURAドロップス
森山直太朗 ♪さくら(独唱)
河口恭吾 ♪桜
中島美嘉 ♪桜色舞うころ
ケツメイシ ♪さくら
いきものがかり ♪SAKURA
コブクロ ♪桜
あいみょん ♪桜が降る夜は 等々。
桜をタイトルに入れた楽曲がこんなにあって、法律ド素人としては登録商標とか著作権とかにひっかからないのかという疑問がわいてきます。調べてみたら、「小説や音楽のタイトル(題号)そのものは、語数が短いものが多いため、創作性の観点から、一般的に著作物には当たらないと解されます。したがって、タイトル(題号)自体に著作権が発生することはありません」とのことでした。アーティストのみなさん、これからも安心して桜をテーマにした楽曲を世に出してください。
じゃあ、さくらんぼはどうなんだと思ったあなた、なかなかスルドイ。桜とさくらんぼも「バラ科サクラ属」で、広義的には同じ「桜」だそうです。でも、「種」が決定的に異なる。したがって、桜とさくらんぼは親戚ということにいたしましょう。さくらんぼがタイトルに入っている歌もありますよね。
大塚愛 ♪さくらんぼ
ゴールデンハーフ ♪黄色いサクランボ
ゴールデンハーフ…おー猛烈になつかしい。昭和世代でもコテコテじゃないと知らないかもしれませんねえ。
このように、多くの楽曲に使われている桜ですが、食材として使われているのは、桜餅と桜湯くらいしか思いつきません。その分野に関しては、親戚のさくらんぼが頑張っているわけで、桜一族による日本への貢献は計り知れませんね。国民栄誉賞を授与したらいいのになと勝手に思っております。人間じゃなくても受賞できるという前例を作ってしまえば、あの賞ももっとおもしろい存在になるのに。
自閉症者地域生活支援センターなないろ 加藤 潔