シン加藤のコラム 通算第194号
動いていないと集中できないタイプ
今、ボクは法人本部というところで働いております。
ボクは、パソコンの前に長くいるから仕事がはかどるというタイプではございません。パソコン業務に関しては15分しかデスクの前にいられないという状況の方がはるかに仕事が進むタイプであります。かといって、ウロウロばかりしていたらいかにもさぼっている感じだけが目立ちますから、注意・集中に関する自分のこの特性をどう環境調整していくかというのが目下の課題であります。
だからと言って、せっぱ詰まったら火事場の馬鹿力が出るタイプでもなくて、せっぱ詰まったらいかにその仕事をやらずに済ませられるかを必死に考える人間です。せっぱ詰まらないようにしながら、パソコンにおいては15分しかもたない集中力ゆえ、その15分をいかに効果的に日常の中に配分していくかというのが、加藤にとっての重要ポイントになります。つまり、あっちに出かけ戻った15分でバババッとやる、またこっちに出かけ戻った15分でバババッとやる、その方が集中できるのです。でも、あちこち行きすぎたらそれはそれで疲れるので(それなりにいい歳だし)、その加減が難しいのよね。
でも、成人の集中力は30~50分が限度だという説もありますし、そう考えたら、ボクの15分はそんなに悲観するほどのことでもありません(この件に関して悲観したことは人生で一度もありません)。だいたいにおいて、「短くて深い集中」と「長くて浅い集中」の2種類のタイプがあるとして、長さ×深さの値はどちらも同じになるはずですからね。
座っていても動いたような気分になれるものってないのかな。バランスボールに座るというのはありかもしれません。インナーマッスルを鍛えられるからやせやすい体になるという淡い期待もできますし。
でもねえ、万が一(あくまで万が一ですよ)ウトウトしてしまったときに(そのこと自体、実に不謹慎な事象です)、バランスボールから転げ落ちるわけで、どう考えても言い訳できない姿をさらすことになります。バランスボール導入は…、うーん、消極的になってしまうのでありました。
社会福祉法人はるにれの里 理事長 加藤 潔