シン加藤のコラム(理事長やってます)

シン加藤のコラム 通算第201号  タバコのせいにはいたしません

2025.08.29

先日、健康診断を受けました。

肺活量の検査をしたときに、ついてくださった看護師さんが「この数値だと悔しいですね、もう一回いきますか」と叱咤激励をしてくださいました。「別にボク悔しくないんだけどな」と思いつつ、「わかりました、頑張ります」と再チャレンジしましたが、そんなに数値が変わらなかったようで、「よし、もう一回、全力で頑張ってください」とさらに叱咤激励を受けました。「一応全力でやっているんですけど」と言いたくなるのをこらえ「よーし、人生掛けます」とうわっつらのやる気を見せてもう一度チャレンジいたしました。まあ、ほんの少々数値が上積みされたようで「よく頑張りましたね」というあたたかいお言葉をいただき、その検査は終了しました。

 

で、健康診断の最後は医師との面談だったのですが、どうやら肺活量の数値が気になったようで、お医者さんから「タバコ吸ってますね。やめた方がいいですよ。絶対やめた方がいい。やめられますか」とたたみかけられました。タバコ税で人より多くお国のために貢献している自負もありますし、続けていることはやり遂げないとなりませんから、「タバコはやめる気ないです」と少し控えめの音量で、申し訳なさが醸し出るように返答しました。お医者さんは「そうですか。まあ考えてみてくださいね」と引き下がってくださいました。確かに、タバコは体によくないのでしょうし、メリットもないのだと思いますが、肺活量が落ちていることをタバコのせいにするなんて、それはタバコに失礼ですし、加齢のせいにするのもひねりがきいていないので、「肺活量が落ちているのは、元々のボクの身体能力がたいしたことないからなんですよ。肉体のスペックが低いんで」と、まったく意味のないコメントを残して診察室を後にいたしました。

 

確かに最近、階段の上りで足に少々ダメージを感じるようになりましたし、ジョギングしてもまったくスピードが上がらないし、衰えは感じておりますけどね。あえて繰り返し述べますが、それをタバコのせいにしたり加齢のせいにしたりするよりは、己の肉体のスペックの問題だとしたほうがなんか気分は軽くなります。「しょーがねーじゃん。元々たいしたことないんだよ、オレ」と自分をいたわれるし。

 

タバコをやめなければならなくなったら、ボクの場合、働けるだけの最低限の肉体能力を下回ってしまったということになるので、職業人としては引退しないとならないかなあ。つまりは、タバコを吸えるうちは元気だということで、世の中の風潮にはまったく逆行しますが、タバコはやめません。もちろん、人さまに嫌われないように場所や時間帯のマナーは考えますけど。

 

こういう考え方を「開き直り」あるいは「現実から目を背ける」というのですね。喫煙者は今や少数派。少数派は「すてきな少数派」として生きていくことが美しいと勝手に思っておりますので、いい意味で「開き直って」「現実から適度に目を背けて」タバコを吸わせていただきます。

 

社会福祉法人はるにれの里 理事長  加藤 潔

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