イチオシの取り組み第2弾は、ふれあいきのこ村からの発信です。地元町内会の高齢者のお買い物のために一肌脱がせていただいている報告です。ふれあいきのこ村は、その事業所名の通り、地元町内会とのふれあいも大事にしております。では、お読みください。
地元町内会とのおつきあい 高齢者買い物交流バス「エバーグリーン号」
ふれあいきのこ村の近く、「トーメン団地」と呼ばれる住宅街では、20年以上前から利用者さんの地域移行を受け入れて下さり、その後もグループホームだけでなく、地域支援や居宅サービスの事務所、地域活動センターなどが作られるなど、厚田エリアにおける利用者支援の拠点となってきた深くて長いおつきあいの歴史があります。
その「トーメン団地」を構成する町内会のひとつ「緑ケ原町内会」さんとのおつきあいの関係を更に一段深めた取り組みが今回紹介する「エバーグリーン号」です。
きっかけは、高齢化が進む町内会の活性化にきのこ村として何かできないかという話から。公共交通の減便(来年からは廃止)や免許の返納などで買い物の足が奪われていくなか、みんなで楽しく一緒に買い物に行くことで、ふだん一人暮らしでとじこもりがちのお年寄りも交流の輪に引き込めればという健康寿命の増進が目的。地域の中にコミュニティバスというシステムが整備されるまでは、地域貢献という意味でボランティアとしての協力をしていこうと思っています。
朝の送迎が終わった後、きのこ村のマイクロバスを使って月に2回くらいのペースで始めました。10時に出発して石狩市内のスーパーなどをまわって帰ってくるのは13時過ぎ。途中、法人のパン屋さん「こむぎっこ」で焼きたてパンを買えるのも好評。毎回平均15名くらいのお年寄りが参加しています。緑ケ原の「緑」にあやかった「エバーグリーン」の名前のように、地元の皆さんが「いつまでも若々しく」、そして地域で一緒に暮らす利用者さんをいつまでもあたたかく見守ってくれてほしいなと願うばかりです。