九州に行ったとき福岡空港でこんな広告を見つけました。
どう考えても草刈機の広告です。そして、どう考えても、名優草刈正雄さんのお名前を直接的に使用しておりますな。
ご本人もお許しなのでしょうね。実に寛大。さすが名優は違います。草刈正雄さんは数多くの映画やドラマに出演されておられますが、一番の名作は「世にも奇妙な物語」の中の一作「ズンドコベロンチョ」だと思っております。この「ズンドコベロンチョ」はWikipediaにも載っておりますから、名作であると思っている人が私以外にもいるということです。
主人公は、超優秀なエリートサラリーマン(草刈正雄さんが演じておられます)。自らも「俺が知らないことなんてこの世にはない」と自負していましたが、ある日、身の回りで「ズンドコベロンチョ」なる自分の全く知らない謎の言葉を耳にし、知ったかぶりをしつつもなんとか「ズンドコベロンチョ」の意味を調べようとします。でも、まったくその意味を知ることができない…、というお話です。
話がそれました。「ズンドコベロンチョ」が話のメインではございません。草刈正雄さんという超有名で心が広い方のおかげで「草刈機まさお」という商品が世に出られたということをまず言いたかったのです。
でね、北海道は冬になると除雪がたいへんになります。加藤のコラムアーカイブ2021年12月29日発信の「除雪ロボットって商品化できないの?」の中で、「掃除機ロボットがこれだけ世に出ているのに、どうして除雪ロボットはまだ一般商品化されないのでしょう?(中略)素人は考えました。雪を吸い込んで瞬時に雪だるまにして並べるという除雪ロボットはいかがでしょうか。小さな子どもたちには受けるはず。暮らしのお年寄りには救いの神になります。研究者のみなさま、ぜひご検討ください」と書いたのですが、除雪ロボットが実現した際には、ぜひ草刈正雄さんの寛大なお心にすがりたいと思いました。
草刈正雄さんに、12月から2月までは毎年「雪掻(ゆきかき)正雄」と改名していただいて、「雪掻機まさお」で商品化して新千歳空港にでっかい広告を載せたら、北と南でコラボしているような感じになりますよね。ボクの中では完全にストーリーがつながりました。除雪ロボットの実現と草刈正雄さんの期間限定改名という二つの大きなハードルがありますけれど…。
社会福祉法人はるにれの里 理事長 加藤 潔