ボクは議員ではありません。なる気もありません。なれるはずもありません。
そして、政治家の友人は一人もおりません。
なので、国会とか議会の仕組みはまったくわかりません。
わからないくせにいつも疑問に思っていることがあります。それは「どうしてなんでもかんでも総理大臣が答弁するの?」ということです。それぞれの専門領域には担当大臣がいて、その人たちがその領域の仕事をしているのだから、現時点では日本国内においてその領域に関しては担当大臣が最も精通しているというのが内閣の構造ですよね。
ボク的に「優れた組織はトップがひまそうにしている」という持論がありまして、2023年6月2日加藤のコラム第83号「いい組織のありよう」の中で次のように書いています。
トップが前面に出て陣頭指揮を執るのも組織の形としてはありだとは思いますが、いい組織は強い組織でもあるわけですから、トップがすべての判断をしないと動かない(動けない)組織は強いとは言えないと思うのです。トップがいようがいまいがちゃんと動く組織の具体像のひとつが「トップがひまそう」なのであります。
方向性を示して、最後の責任を取るのがトップの仕事のコアな部分ですから、コア以外はひまであるのが一番のはず。つまり、トップが仕事をしていなくても大丈夫な組織がいい組織ということになります。
この論理でいくと、なんでもかんでもトップが答える図式は優れていない組織に向かわせているだけなので、実によろしくない。特に国会というのは国の最重要機関のひとつですから、組織の模範となるべき姿を見せないとなりません。つまり、担当大臣がちゃんと答弁して、トップである総理大臣はウンウンとうなずいているだけというのが最も理想的な構図だと思っているのであります。そういう見本を示すことで、国内のいろいろな会社や法人、役所等々がそれを真似して組織力を高めていく、そうすると国力が上がる、子どもたちも真似するから日本は安泰という好循環が生まれるはずだというのが加藤の考え。
野党のみなさんにもご都合やご事情もあると思うのですけれど、日本をよくしようという思いはきっと同じでしょ? であれば、総理大臣以外の答弁をもっともっと求めていただきたいなと、よくわからないくせに書いちゃいました。
もちろん、ひまそうにする以前に組織のメンバーを育成するという土台作りがトップの大事な仕事ではありますが、育成のためには出番や機会を作ることも必要です。大臣のみなさんも「オレが答える」「ワタシにお任せあれ」とぜひ言ってほしいと思っております。
だって、強いスポーツチームはそれぞれがそれぞれの役割をプロとしてやりきっているもんね。一人に依存していないもん。そういうところから変わっていこうぜ、ニッポン!
社会福祉法人はるにれの里 理事長 加藤 潔
