STP事業部は、Special Treatment Project(特別な配慮を必要とする人たちに対するプロジェクト)の略称で、2018年から事業を開始しています。当初は法人内における困難ケースに対して、事業所の枠を超えた横断的な支援展開をマネジメントしていくことを目的として開始していましたが、時代の変遷とニーズの変化とともに役割を変え、現在は法人内外のコンサルテーションに加えて、いわゆるチームにおける中核的人材の育成を図ることで、支援力の向上や虐待防止などに努めています。
なかでも、中核的人材の育成プログラムに関しては、2022年度から法人内各事業所に「支援調整マネージャー」を配置して、困難ケース含めた支援のマネジメントを行える人材を育成・指導しています。はるにれの里の研修制度は職域(一般職、総合職、指導職)ごとに内容を変えて行っていますが、それに加えてSTPによる支援調整マネージャーの育成プログラムを行うことで、個人として、組織として総合的に支援力を高められるよう努めています。
支援調整マネージャーは3年を任期として、直接の支援スキルやチームマネジメントの考え方などを学び、実践へとつなげられることを目指しています。定期の会議の中でケース検討を行ったり、あるテーマに関して意見交換して議論を深めたり、時には外部法人と合同でケース検討を行うこともあります。定例の会議の他、実践報告などアウトプットの機会も多く設けることで、中核人材としてのスキルや考え方を身につけることを目的としています。

他にも、STPの活動として法人内事業所への支援協力や、法人外事業所へのコンサルテーション、講師派遣などもご要望に応じて行っております。


ぜひ、はるにれの里ホームページの「STP」のページをご覧ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。https://www.harunire.or.jp/stp/

