地域生活支援の概要
ゆいのビジョン
「障がいが重くても、行動障がいがあっても、自閉症の方ご本人は地域での生活を望んでいる。私たちの仕事は、その期待に応え、そのお手伝いをし、地域での生活を実現することである」
自閉症の人たちは、脳の情報処理のタイプが違います。この特別なニーズにあわせた教育や社会的な配慮が充分なされないと、地域生活における適応が著しく阻害され、地域での生活が難しくなります。しかし、もともとは地域で暮らしていた人たちです。施設から地域へ移行するという観点ではなく、もともとの居場所に戻るという観点で、私たちはご家族と協働でご本人の地域での生活を応援します。
■地域バックアップ施設としてのゆい
〒007-0820
札幌市東区東雁来12条4丁目1号5番
TEL:011-790-1600
FAX:011-791-1518
「進まない!日本に暮らす自閉症の人たちのノーマライゼーション」
障害者総合支援法の理念の中で、障がいのある人たちが地域で自立的に暮らし、地域で働く(活動する)という二つの大きな柱が示されました。これはごくあたりまえのことであり、さまざまな障がい福祉サービスが創設されています。
しかし、自閉症とその周辺の発達障がいの人たちのノーマライゼーションは、他の障がい種別の方よりも、今もって大きく遅れています。それは、見えない障がい(脳の働きによる)のため、社会的な認知(理解)が遅れたからです。日本では、機能の高い自閉症の人の存在が明確にとりあげられるようになってから、まだ10年ほどしか経っていないのです。
年度/移行先 | 男 | 女 |
---|---|---|
平成17年度 | ||
平成18年度 | 1 | |
平成19年度 | 5 | 2 |
平成20年度 | 8 | |
平成21年度 | 4 | 2 |
平成22年度 | 1 | 3 |
平成23年度 | 5 | |
平成24年度 | 7 | |
平成25年度 | 1 | 2 |
平成25年度 | 4 | |
平成26年度 | ||
平成27年度 | 4 | |
平成28年度 | ||
平成29年度 | 1 | |
平成30年度 | ||
平成31年度 | 2 | |
令和2年度 | 1 | |
小計 | 36 | 9 |
計 | 45 |
「個別支援計画に基づき有期限有目的で地域の暮らしの実現へ向ける」
全国の既存の入所施設が、地域移行への取り組みを加速させていますが、今、施設に残されているのは、行動障がいをもつ自閉症の人たちです。ゆいは、この最も地域の暮らしに遠い人たち、そして、最も地域の暮らしを願っている人たちを、地域の暮らしという本流に戻す取り組みを実践しています。
地域での暮らしを支える ~生きがい~
自閉症の人が地域で自立(支援付き)し、僕の(私の)人生はそんなに悪くなかったと思えるような地域社会となるよう、私たちは寄り添っていきます。
自閉症の人が地域で自立(支援付き)し、僕の(私の)人生はそんなに悪くなかったとおもえるような地域社会となるよう、私たちは寄り添っていきます。